映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーブン・フリアーズ 監督「ハイ・フィデリティ」2305本目

ロブを演じてるジョン・キューザックも見覚えがあるけど、反応が大きいローラの女友達が、もっと見覚えがあって、なんだか可笑しいと思ったら、その姉のジョーン・キューザックですね。むかーし初めて旅行したニューヨークのホテルでTVを付けたら伝説?の「サタデー・ナイト・ライブ」をやってて、狂喜して写真を撮ったらブラウン管なので映らなかった、っていうあの番組に出てた彼女です。

この映画って、なんか地味だし、語りが多すぎてクドイ感じがするんだけど、女たちがみんなチャーミングで、ロブがダメすぎて、だんだん「しょうがないなー」っていう気持ちになってきます。レコード店の店員と弁護士か・・・。外資系OLとバーテンダーというのに近い気もしますね(って自分の大昔の話かよ!)

この男ほんとにダメだけど、ローラは結局こいつがやっぱり好きで。損得を考えたら絶対別れたほうがいいのに、ただ好き、っていう。そういう恋愛って大人になるとできないよな・・・。

しょうもないけど、がんばらなくてもいいやという、いい気分になれた映画でした。

シカゴって(この映画の舞台)行ったことないんだよな。行ってみたいな…

ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]

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