映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・ソマーズ 監督「ヴァン・ヘルシング」2294本目

頭からめちゃくちゃ煽ってきますね!白黒画面なのに、ウルサイ、ウルサイ(笑)。そのわずか3年後の映像はカラー。この差の付け方は大げさすぎ。

ひとつひとつの場面の意図が明確で、ここで驚いてここですごいなぁと思ってここで切なくなって・・など、この映画はほとんど頭を使わずに見られそうだけど(特に吹き替えの場合)、映画に「辛いものは辛い」「甘いものは甘い」以上の考えさせる部分を求める人には向かないな・・・

ヒュー・ジャックマンってThe Whoでいえばロジャー・ダルトリーで、こういうイノセントな人って大好きなんだけど、時に成熟とか深みとかが欲しくなることもある。

なんか最後まで緩急のない、ずっとウルサめの映画だったな。

この中では、キーキー啼きながら空を自在に飛ぶ悪いフェアリーみたいな子たちが好きだったかな・・・。

ヴァン・ヘルシング (吹替版)