映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

山下耕作 監督「博奕打ち 総長賭博」2282本目

人から薦められでもしないと見ないよなぁこのタイトル。

主役は鶴田浩二。亡くなってもう30年たつんですね。亡くなって5年の高倉健菅原文太より、最近名前を聞かないなと思ったけど、この年月を考えると仕方ないのかもしれません。

この映画は仁侠映画にしては、なんとも上品ですね。主役の妻を演じている桜町弘子のおっとりとした感じが、お姫様っぽいです。鶴田浩二と並ぶとお雛様みたいに清潔。討ち合いに至る理由も、誰かを想う優しい愛だったりして、もう騎士道といっていい世界です。(斬り合いが始まるとやっぱり血なまぐさくなるけど)

この情緒、少しでも仁侠道に共感をおぼえる部分のある人には、かなり胸にくるものがあるんじゃないかな。すごく繊細なヤクザ映画でした。

博奕打ち 総長賭博 [DVD]

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