映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

大島渚監督「白昼の通り魔」2256本目

大島渚監督の映画ってときどき見たくなる。濃くてどろどろしてるんだけど、華やかで粘度は意外と低い。

この映画の小山明子(先生)と川口小夜(しのちゃん)はとても魅力的です。小山明子って、アヌーク・エーメ的なクール・ビューティですね。本当にきれいで、誇り高く汚れないけど、女のサガを内面に秘めてる。この映画の彼女は最高です。川口小夜は若いころの杉田かおるみたいで、かわいらしくてちょっと野性的。この二人のライバル関係はあくまでも敵対的で、愛憎というには愛はなかったけど、最後ああなるんだ。どうオチをつける?と思ったけど、不思議とすわりのいい終わり方でした。

佐藤慶は本当に、悪を秘めた男の役が多いな。どんな不自然な悪いことをやっても自然に見せてしまう。すごい性格俳優。

あの頃映画 白昼の通り魔 [DVD]

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