映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アルフレッド・ヒッチコック監督「リッチ・アンド・ストレンジ」2255本目

1931年のイギリス時代の作品。

なんとなく、もうちょっと古いかなと思いました。画面替わりに文字による情景説明が入るし、主人公の夫婦の夫のほうは、顔は白塗りで口紅は赤く、作った表情の割にぞんざいなセリフ…無声映画の時代の人って感じがします。

妻のほうを演じたジョーン・バリーはベビーフェイスで、今ラブコメに出ても人気が出そう。

それにしても、すごい世界一周です。お金持ちのおじさんが出資してくれたとはいえ、一般の人がイギリスを出てヨーロッパ各国、アフリカ大陸、中東を経て東アジアまで豪華客船で旅行するなんて、今でいえば宝くじが当たったくらいの大変なことなんじゃないでしょうか?今だってこんなに回ったら200万円って感じじゃないですかね。

当時実際にロケで世界中を回ったんでしょうね。これほどの映像をイギリス国内で作れるほどまだロンドンの人種のダイバーシティはなかったはず。スポンサーJTBみたいな、旅行プロモーション映画かな?ストーリーにヒネリがない割にお金がかかってて、船旅って憧れる~という気持ちだけがあとに残るあたり、本当にそうかもと思ってしまうのでした。

リッチ・アンド・ストレンジ [DVD]

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