オリバー・ストーンによるドキュメンタリーに続けてこれを見てみる。
改めて、デビューアルバムに10分間の「ジ・エンド」が入ってるって、もうそこで死んでもいいってことだよね。腹が座ってるのか、ヤケクソなのか、神がかりなのか。ジム・モリソンのそういう、透き通るようなバカさが美しく思えてならないわけです。
関係ないけどドアーズの写真を見てると、ビル・ゲイツとポール・アレンがマイクロソフトを設立しようとしているアメリカ西海岸の写真だっけ、と思う。いいんじゃないでしょうか、どっちも。
本物のジムはステージで、明らかに目がいっちゃってて何か決めています。この状態で「higher」の歌詞をpolitically correctな何かに言い換えるなんて無理だ。太古の昔に、麻薬性のある草は呪術や儀式に使われたといいます。そういうものによって、着ているものを全部はぎとられて、彼らは純粋な神の子のようなものになって、人々の思いを映し出したり、神様の意思を照らし出したりしたのかもしれない。それと同じことをジム・モリソンもやっていたような気もする。
ジム以外のメンバーを、レイは瞑想教室でスカウトしたってのがちょっと笑った。いかにもすぎて。ジムは神がかった巫女のような人だと思ってるんだけど、レイはなんかいろいろ企んでて面白いな。ドアーズって歌詞もメロディも演奏も天才のようだけどへたくそで、やっぱりすごいわ。