映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ルイス・ブニュエル監督「哀しみのトリスターナ」2250本目

カトリーヌ・ドヌーヴは常に美しいなぁ。隙がない。しかし彼女がスペイン語を話すという設定は不自然。口パクの外国語は見ていてどうも疲れます。

フェルナンド・レイが少女を愛するというのは、「ビリディアナ」と同じだ。ビリディアナは修道女になったがトリスターナは俗世間に生き延びている。男と出奔もするし、ぬけぬけと戻って来たりもする。

スペインのカトリックは、結婚式に花嫁も黒衣を着るのか。ちょっと強烈。いや、この映画では彼女は黒を着ていることが多い。片脚を失ってからか、それとも出奔から戻ったあたりからか?初夜には真っ白な寝間着を着てたはず。わかりやすく彼女の心の汚れを示してるのか。

結末は時間をさかのぼるだけで、明確には示されないけど、なかなか後味の悪い映画です。

ところで、年を取った男たちが夜、家でココアを飲みながらおしゃべりしてるのって面白いですね・・・。

哀しみのトリスターナ [DVD]

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