映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ウェス・アンダーソン監督「ダージリン急行」2197本目

いきなり登場するのが、さっきは「天才マックス」だったのにすっかり髭面の大人になったジェイソン・シュワルツマンエイドリアン・ブロディが飛び乗った電車にビル・マーレーは電車に乗り移れず、オーウェン・ウィルソンは顔中包帯だらけ。と、愉快なんだけど、色彩がインド的ではなくタイっぽい。キミドリとピンクのペイズリー、みたいなウェス・アンダーソン的世界。そこが、本当のインドと全然違う感じがしてしまう・・・インド的痛快さって大好きだけど、これは違う。外国の文化なんて、みんな大なり小なり誤解してると思うけど、誤解の仕方が私と違うのでなじめない。

三兄弟が仲良くなるために、不思議でカラフルな外国が必要だったんだろうな。これはインドという名の架空の国だと思えばいいのかな。うーん。

残念だけどあまり入り込めない作品でした〜。

ダージリン急行 (字幕版)