映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督「灼熱の魂」2192本目

驚きました。これがカンヌで外国語映画賞を取らなかったなんて。

パルムドールを取っても全然不思議じゃない力作でした。

苛烈な政治闘争のど真ん中にいた女性とその子供たちが、運命に振り回されることは想像できるけど「まさかここまでは。偶然が重なるにもほどがある」と言うこともできます。 でも、あまりに過酷な状況を外の世界に知らしめるためには、現実らしさを昇華して寓話化することも必要。この映画は、苦く苦しい運命を生き抜いた一人の女性と、その子どもとして生まれなければならなかった人たちの「約束」を通じて、最後には人間の中の美しいものにたどり着きました。

見てよかった・・・。

灼熱の魂 (字幕版)

灼熱の魂 (字幕版)