映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

デイビッド・イェーツ 監督「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」2183本目

機内で見たんだけど、肝心の最後の30分くらいが見られなかったので、DVDをレンタル。

エディ・レッドメイン=ニュート・スキャマンダーは今回も非常に可愛く、ジョニー・デップ=グリンデンバルドがもう怖くて極悪で最高ですね。

家でPCを開きながら見ないと気づかないこともある。「賢者の石」を作ったニコラス・フラメルを演じてるのは、あのホドロフスキーの息子の方だ。親子できっと盛り上がっただろうなぁ、こんなにマジカルでファンタスティックな映画に、あれほどの賢者の役で出るなんて。

河童も出てくるし、中国のズーウーって妖怪さんも出てくるし、美しいヘビ女は韓国の女優さんみたいだし。魔法界はアジアブームかしら。

この映画では、ニュートの兄との関係や、ティナとクイーニーの関係のような血の繋がりがあちこちでキーとなっていて、失われた赤ちゃんではなく手元に残った赤ちゃんの関係性が最後の最後に明らかになる・・・というドラマチックな展開になっています。

チャーミングなキャラクターたちと魔法動物たち、びっくりするような美術、めくるめく特殊効果、はもう当たり前だけど、人間って・・・というじわっとくるものが底にある。ハラハラ、ドキドキもするし、楽しませてくれるな〜。早く次回作がみたいです。