何回見てるんだ。と思うくらい見てますが(VHSで持ってるくらいですから)、改めて新しい発見があったりします。
1968年制作だなんて、毎回信じられない。これが68年作なら、同時代やその後の粗い映画はなんなのか。キューブリックの前にモノリスが現れたのでこんな映画が作られたんじゃないの?
1ミリの隙もない完璧な映像に、息もできずに今回も見入ってしまいましたよ。静寂の宇宙をすーーと横切るディスカバリー号。その中を「吸盤靴」でスマートに歩くアテンダントたち。こういう画面を眺めるだけでうっとりします。
今回気づいたのは主役の「キア・デュリア」が「バニーレークは行方不明」のヤバいお兄ちゃんと同一人物だということ。彼の青い大きな目がこの映画の老人とも胎児ともそっくりなこと。この造形技術も、今から50年前だと思えない。冒頭の類人猿も、本当に生きてるみたいだ。
また見るんだろうな、この映画。そしてまたうっとりする。