映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

フランソワ・オゾン 監督「8人の女たち」2145本目

うわー、フランス的!冒頭のタイトルのバックは、女優一人ずつ大輪の花、花。ドラマが始まっても、やたら鮮明で濃いカラフルな色合いの室内に、華やかで自己主張の強い大輪の女優たちがひしめいています。何これ!

貫禄だらけのカトリーヌ・ドヌーヴ、お堅いメガネのイザベル・ユベール、ヴィルジニー・ルドワイヤンは「カップルズ」で見た顔。数が足りないと思っていたら、ファニー・アルダンが堂々と登場。まるでアガサ・クリスティの「ねずみとり」だわ(ワクワク〕。いつの時代が舞台なんでしょう、典型的な黒人メイドまでいます。屋敷で唯一の男は顔すら見せないまま刺殺体になり、密室殺人?の容疑者はこの大輪の自己主張たち。・・・これ、女優だったら演じてみたいだろうなー!

外は雪、電話線は何者かによって切断され、車を出そうにも門が開かないほどの積雪。

スポットライトが当たると突然ソロで歌い出す女たち(笑)。最初から最後まで顔すら出さない男一人。夫殺しなんて大したことじゃない、みたいなキツいジョークがフランス的ですよね・・・。フランスの女の少女時代から老年期までを描いた、連続テレビ小説のような映画でした・・・(ほんとか?)

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