映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マイケル・ラドフォード 監督「イル・ポスティーノ」2141本目

1994年のイタリア映画。イタリアの小島に亡命してきたチリの共産党員の詩人と、島の郵便配達人との素朴な友情を描いた作品。こういう素朴な映画ってわりと好き。優しい気持ちになります。

パブロ・ネルーダノーベル賞を受賞した偉大なる詩人だそうです。共産党員ですから、私利私欲を求めず市井の人々に対して暖かい。この辺りは事実なんだろうけど、郵便配達人マリオのくだりはフィクションなんでしょうね。とりあえず、ネルーダ詩集取り寄せて読んでみなくちゃ。

詩人の写真を見てみたら、演じたフィリップ・ノワレとそっくり。マリオ役のマッシモ・トロイージは、エピソードを知ってしまうとますますこの映画が切なくなってしまいます。

私ほんと、フツーの人たちを描いた映画って好きだな。世界中の小さい町のあちこちに、こういう純粋で優しい人たちが暮らしてるんだろう、って思える。

イル・ポスティーノ(字幕版)