映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

カーティス・ハンソン監督「L.A.コンフィデンシャル」 2112本目

1997年といえば20年以上前の映画だ。どうりでラッセル・クロウケヴィン・スペイシーも若い。不思議なくらいこの二人が似て見える。二人とも、若い頃のほうが強面のケンカの強い町のワルっぽいなぁ。お堅く見えるガイ・ピアースが「メメント」では激しい性格を演じ切ってた。この映画、キャスティングが素晴らしくて、それぞれの演技が映画賞ものだなぁ。ジェームズ・クロムウェルも、いつもなら腹黒い会社重役止まりだけどこの映画では一歩踏み出した悪い顔を見せる。ダニー・デヴィートも貪欲な記者だけど愛嬌がある。

映画のネタとしては珍しくも新しくもないのに、すごく面白い。この構成の妙。

「悪いヤツといいヤツが逆だった」というのがありがちなどんでん返しのパターンだけど、この映画ではだいたいみんな悪い刑事で、より悪いヤツと意外といいヤツがだんだん分かれてくる形なので、「あー」「そうだったのかー」と、驚かずに楽しんで見られました。

それにしても、真面目に見える風貌って強いな・・・最初から悪いことしか言わないのに、まさか黒幕だとは・・・(これだけならネタバレじゃないよね?)