映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

シドニー・シビリア監督「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」2090本目

2014年のイタリア映画。

これはもう、設定勝ちですね。ポスドクの貧困は日本でも問題になってる。合成麻薬は禁止されるまではギリギリ捕まらずに作れるとしても、そんな高度な合成ができる人なんていない・・・いや、いるじゃん!食い詰めたポスドクたちが合成麻薬の製造販売を始めたら面白いんじゃないか?という発想。

急に生活が変わって調子にのったり、中には自分でも中毒になるやつも出てきて、もうめちゃくちゃ。目先のことだけに全力でぶつかるラテン気質全開です。刑務所の中でそれなりに生き延びてるのを見てると、全然この成り行きでOKだったんでは?という気がしてきますね。

第二作が一番評価が高いみたいなので、早速見なくちゃ・・・。