映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

河瀬直美 監督「Vision」2080本目

河瀬直美の映画は、もういいかも・・・

くだらないとかわからないとか言うつもりはないけど、 土の近くで生きる誰かのスピリチュアルな生活をかいま見ることは、ちっともスピリチュアルな体験ではないから。彼女の言いたいことを理解するには多分もう、彼女の映画を見るんじゃなくて、富士の樹海とか奈良の山林とかに自分が行ったほうがいいんじゃないかと思う。

この映画は、ジュリエット・ビノシュ永瀬正敏は相変わらずいいんだけど、岩田くんはライトと音楽とリズムが抜けてなくて、森の青年という感じがしない。そこにキャスティングの無理がある。

素数のような数学上意味のある数字に、それ以上の神秘的な意味を持たせたがる人って、自分では絶対数学とか履修しないタイプの女性に時々いて、そういう人たちが語る神秘事象って鼻白むんだよな・・・などとあからさまな悪口を言うのはよくないですね・・・。でもやっぱりこの映画の「素数997年」は余分だと思うのでした。

Vision (豪華版)[DVD]

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