映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アレクサンドル・アジャ 監督「ルイの9番目の人生」2076本目

映画館によく行ってた時期に予告編をなんども見たので、ずっと気になってた映画。こういう、静かでミステリアスで・・・なんだろう、アメリカに行くと夜中にやってる連続ドラマみたいな感じ。「パンズ・ラビリンス」みたいな、現実から逃げ出したい子どもの黒い空想の世界なのかな。「バニー・レークは行方不明」みたいに、誰が嘘つきで誰がおかしいのかがわからない奇妙な世界なのか。

ルイ君はいい感じに怪しいですね。何か裏のある子どもっぽい。友だちが一人もいない、美しい母を演じるのはサラ・ガドン。北欧系に見えるけどカナダ人らしい。ちょっと乱暴な父親、丸顔のセラピスト、9回目に「死んで」から主治医になった医師。この医師ずいぶんイケメンだなぁと思ったら、フィフティ・シェイズのジェイミー・ドーナンでした。

結局、最初の「パンズ・ラビリンス」と「バニー・レーク」という印象は、映画が終わったところで「間違ってなかった」という気持ちです。不思議でちょっと悲しくて、だけど深い愛にしんみりする部分もある映画でした。はぐらかされたと思う人は、派手な映画を見慣れてしまったのかも・・?

ルイの9番目の人生(字幕版)