映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督「ボーダーライン」2055本目

メキシコ の麻薬カルテルの恐ろしさって、血が凍るほどです。金のために、人が身を滅ぼす薬を高値で売りつづける。邪魔するものは考えうるかぎりの残虐な方法で殺してさらす。現実に今そこで起きているけど、私たちはその場で何が行われているかを知らない。そういう案件が題材なので、前のめりで見入ってしまうし、恐怖の度合いが強い。

組織間の関係や人間の愛憎関係が複雑なので、wikipediaの詳しいあらすじがありがたかった。このお話、なんと続編があるんですね。しかも今上映中か。メインのキャストは共通だけど監督は別の人だ。

ヴィルヌーヴ監督はエミリー・ブラント好きなんだなー。強そうでどこかか弱く、繊細なようで図太い、いろんな表情をもつ女性を演じきれる人です。色仕掛け?で近づいてくる警官役のジョン・バーンサル、見た顔だと思ったら「ウィンドリバー」では被害者となる男、「ベイビー・ドライバー」ではギャングの一人でした。基本、強面ですね。

なかなか見応えのある作品だったけど、それでエミリー・ブラントは最後どうなるの?というのは、フェイドアウト?その世界から引退して、もっと穏やかな世界で彼女は暮らすんだろうか。現実はそんなところなんだろうけど、映画が面白かっただけに、何かもう一ひねり・・・なんて期待をしたくなるのは欲張りでしょうか・・・。

 

ボーダーライン(字幕版)