映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

カレル・ライス 監督「裸足のイサドラ」2047本目

1969年のイギリス映画。

ヴァネッサ・レッドグレイヴって、私がリアルタイムで見たのは「ハワーズ・エンド」の母親役、最近では老婦人役が多いので、彼女の若い頃の美しさに触れられてちょっと感動します。ジェームズ・フォックスがこれにも出てる。(さっき「ロシア・ハウス」を見たばかり)全編彼女自身が踊っているんだけど、本物のイサドラ・ダンカンはとても強烈な個性の持ち主だったんですね。この強い性格、瀬戸内寂聴「かの子撩乱」の岡本かの子みたいです。ものごとの美しさを見抜く感覚に秀でていて、美しさの中で生きることができる稀有な才能。こういう人って、人生で迷うことってないんだろうなぁ。

 常に迷って二兎を追って一兎も得られない私のような人間から見ると、こんな天衣無縫な人生があるのか、神様から与えられた遊びのような人生だなぁと思ってしまいます。ヴァネッサ・レッドグレイヴの自由なダンスはきっと、なかなかよくイサドラを表現できてるんじゃないかな?と思います。愛と美と自然の中で生きて、考える暇もなく髪に召される人生。もし生まれ変わることがあるなら、一度くらいはこういう人になって見たい・・・。

裸足のイサドラ [DVD]

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