映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

フレッド・スケピシ監督「ロシア・ハウス」2046本目

出版社の社長であるショーン・コネリーが、ロシアの改革派の行動に巻き込まれてスパイに仕立て上げられ、ミシェル・ファイファー演じるロシア女性と恋に落ちるお話。

世界で1、2を争う(おそらく)スパイ慣れした俳優が、スパイにさせられて戸惑う一般人を演じるのか・・・と思ったら、これが意外に説得力があリます。プロのスパイの映画はたくさんあるけど、いいベテランの大人が今さら盗聴器について教わったりするあたり、ちょっとスリリングですね。

ダンテと名乗るロシア側の改革派を演じるクラウス・マリア・ブランダウアーは、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で ショーン・コネリーと共演してますね。

冒頭でカーチャはエカテリーナの愛称だという語りがあります。(そうだったんだ!)そのときの映像は「お菓子の国」みたいにカラフルで美味しそう?なロシア教会。 

この映画のことをすごーく低く評価してる人が結構いますが、私は原作者の作品を一つも読んでいないからだと思いますが、地味で割と面白いと思いましたよ。(つい、これよりもっと地味地味なキアヌ・リーブスの「シベリア」と比べてしまうからかもしれません)この映画の方は、巻き込まれた男が機知の限りを尽くして大国間の駆け引きの中で生き残ろうとする点が、地味ながらも痛快なんだと思います。