映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

イム・スンレ監督 「リトル・フォレスト 春夏秋冬」1888本目

帰りのキャセイパシフィックの機内で見た1本目。
これって日本のマンガが原作なんだ!で、日本では2本に分けて映画化されてたんだ。
どうりでお好み焼きとか出てくるのね?でもてっきり韓国オリジナルの映画だとばかり思ってました。それくらい、韓国の山奥の静かで美味しい暮らしが素敵に描かれてました。
私も行ってみたい、じっくり煮込んだスープ飲みたい・・・と思ったくらい。
りんごの木が台風でやられてしまう場面ではしんみりしました。バラの木にバラが花咲くのも、りんごの木にりんごがなって無事に収穫されてお茶の間に届けられるのも、なんの不思議もないけど大変な奇跡が連なってやっと実現できてたんだな・・・。

こういうのを見ると、帰ったらちゃんと出汁をとって味噌汁作ろう・・・と思うけど、仕事に戻るとすぐに面倒になってしまうんだな・・・。もう少し歳をとったら私も山奥にこもろうかしら。