映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ケネス・ブラナー 監督「オリエント急行殺人事件」1885本目

キャセイパシフィックの機内で見た2本目。

小説は何十年も前に読んだし、ドラマでも映画でも見たから筋は頭に入ってる。
にしても、なんとなく一つ一つのエピソードに納得感がないまま、するする進んでいく感じがしました。
やけにキャストが豪華。ジョニー・デップはこんな恰幅のいい実業家をやるおじさんになってた。ジュディ・デンチペネロペ・クルス、デイジー・リドレー、ウィレム・デフォーミシェル・ファイファー・・・そしてポワロは監督自身。
犯行動機は、理屈としては十分理解できるけど、殺人にまで至る切迫感までは演じられてなかった気がします。
ポワロが最後の最後で真相をどうするべきか迷う場面だけ、やけに感情移入が大きくて、ちょっと俳優・兼・監督なのが裏目に出たような・・・。

以前よく見てたイギリスのTVドラマ版ポワロの、この映画と対極の「知ってる俳優や、いかにも犯人っぽい俳優が一人も出ていない」地味で堅実な作りが好きだったので、個人的にはこの映画はオススメしないかな・・・。