映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロブ・ライナー 監督「スパイナル・タップ」1860本目

イギリスの映画かと思った。モンティ・パイソンに影響を受けた、キッツイギャグの好きなイギリス人がハードロックと時代とアメリカを笑う映画かと。

それっぽいメロディに乗っているのは、ありえない歌詞。このルックスのこの時代のバンドが、デビュー当時はマッシュルームカットとか、時代考証してればない設定。いろんな時代のいろんなバンドの”可笑しいところ”取りだよなぁ。ミュージック・ライフとか読んでたような音楽ファンなら爆笑だと思います。アメリカでは誰でも知ってるバンドばかりのパロディなんだろうけど、日本では多分割と狭い世界の、マニア向けおバカ映画というべきなんだろう。

The WhoのようなシンセサイザーDeep Purpleのようなオルガン、Alice Cooperのようなステージング、そこに・・・なぜストーンヘンジ(のミニチュアと小人たち)。とかね。

不思議なのは、この人たち「サタデー・ナイト・ライブ」に出てるコメディアンとからしいんだけど、どこからどう見てもロックミュージシャンにしか見えないところ。グルーピーのお姉ちゃんも、「シド&ナンシー」の本物のナンシーみたいなルックスで。

起承転結もないし、オチもないあたりが、偽物だよな。。。本物なら、ストーリーを与えないにしても(ドキュメンタリーだから)、もっとバンドを良く、あるいは悪く、意図的に観客を誘導しがちだし、意味を持たせようとしそうなものだ。

かなり愉快なんだけど、面白さも・・・中くらいなり・・・そんな映画でした。