映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

本広克行 監督「踊る大捜査線 THE MOVIE」1810本目

1998年の作品。
この頃まではテレビドラマを見てた。「踊る大捜査線」は登場人物が可笑しくてチャーミングで、テレビシリーズを楽しみに見てたものです。これはその最初の映画版。一番評点が高いものです。

懐かしいなぁ、湾岸署の面々。深津絵里がカワイイ、織田裕二も初々しい、ユースケ・サンタマリアも若々しい。
ドラマもテンポがよくてスリリングだし、面白い。
むかーし見たとき、あんなに可愛かったキョンキョンがすっかり怖くなっちゃったなーと思った記憶があります。今見るとまだ若くてカワイイけど。

羊たちの沈黙」ふうの展開とか、当時のわたしの映画リテラシーでは「ああ、あの評判になった映画ね。あれを真似してるんだ。ふうん」としか思わなかったけど、大人になってしまうと「そのままパクっちゃうんだ・・・オリジナリティは・・・」って思ってしまう。一度気になりだすと、もう元には戻れない。
でも、やっぱり青島と室井とすみれと和久が好きだし、爽やかな気持ちになれるとってもいい映画だなと、今も思います。いいよね、この世界。