映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クレイグ・ガレスピー監督「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」1803本目

ジェットスターでオーストラリアから戻る機内で見ました。
字幕なしの英語でちょっと辛かった・・・。

トーニャも母も強烈。
どいつもこいつもみんな乱暴で口が悪くてすぐ手が出る。
スリー・ビルボード」もこんな世界だったな。

しかし力作です。脇目も振らずにバカみたいにスケートだけに生きてきた一人の人生だ。人は失敗するから、落とし穴にまんまと落ちるから、愛しい。

夫ジェフがまた最低すぎて清々しいくらいだ。ファッキン、ファッキン、言いすぎ。

エンディングはイギー・ポップの「パッセンジャー」でエンドロールが始まります。しかもオリジナルじゃなく、スージー&ザ・バンシーズの秀逸なカバーだ!この曲が収録されたアルバムがすごく好きで、久々に聞き直してみたいと思ってたところ。音楽の趣味が合う映画に駄作なし!(※主観)