映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マシュー・ウォーチャス 監督「パレードへようこそ」1800本目

Lesbians & Gay Support the Miners!
炭鉱夫を応援するレズビアンとゲイの会。もうこれだけで最高だなぁ。だからイギリスが好きよ。
お人好しで、ちょっとお目出度くて、向こう見ずなロンドンのLGBTたち。どこかですごく困ってる人たちがいると聞いて、居ても立ってもいられなくなった人たち。でもナイーブすぎて、きっと傷つくよなぁ・・・。

エピソードは色々だけど、安易なドラマじゃなく、辺境の炭鉱夫の妻たちが本気で彼らを面白がるのもリアルだし、彼らに反抗する人たちの割合もリアルだ。
俳優さんたちが実にいいです。シャーロックでモリアーティを演じたアンドリュー・スコットとか。赤毛ジョージ・マッケイもいいし、ものっすごく田舎のおばちゃんらしいイメルダ・スタウントン英国アカデミー賞助演女優賞!)も素敵。

時代がね・・・。サッチャー政権の時代は英国ロックが最高にカッコ良かった時代でもあり、エイズが本物の脅威だった時代でもある。ピンポイントで、この時代にしか設定できなかった映画。

赤い炭鉱の車が走ってくるのが見えると、私まで本当に嬉しくなる。
映画でもなんでも、作っている人の魂の暖かさって出るよね。この映画はとても暖かいです。
心が寒ーくなったときに、もう一度見たくなる映画。