映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

キャスリン・ビグロー監督「ゼロ・ダーク・サーティ」1770本目

硬派だなぁ、これも。「ハート・ロッカー」はあまり気分のよくない作品だったし、この映画も嫌な場面が多いですね。それは、現実に近い描写だからなのでしょうか。

監督は、ごつい感じの、軍隊出身とかドキュメンタリー専門の監督のような人かと思ったら、典型的な「美人」だった。そこで私は少し混乱する。アメリカの王道を行き、容姿や才能から得られるあらゆる恩恵を受けてきた女性がどういう動機でこういうハードな映画ばかり撮るんだろう?・・・と思ってしまう自分のステレオタイプの先入観に気づく。普通の家の中で丸腰の家族が血を流してバタバタと倒れるのを見たりして、気持ちが揺れ動いてるときほど、わかりやすい勧善懲悪がないと辛いからな・・・。監督がどういう人かなんて、文字情報だけでわかった気になるのはやめよう・・・。

しかし嫌な映画だったな・・・。(ほめてるんです。)