映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョナサン・デミ 監督「フィラデルフィア」1760本目

1993年の作品。
法廷で「顔のアザ」の話をしてた時に、ああこの映画昔見たわと思い出した。25年の間にテレビか何かでこの映画を見る機会もあったんだろう。若い頃から、見た映画のメモを書いておけばよかったなぁ。

エイズあるいはそれ以外の重い感染症、または性的マイノリティを映画で描くことがあったとしても、今はもっともっとひねった表現になるだろうな。そして、ゲイはすでに受け入れられているっていう前提になる。
というか、19世紀のオスカー・ワイルドの時代と違って25年前もとっくに同性愛は違法ではなかったはずなんだけどね。

改めて、トム・ハンクスは熱演だし、デンゼル・ワシントンはアフリカ系という意味ではマイノリティだけどマッチョな考え方はアメリカの王道だ。しかも法廷で争ったことのあるライバル。公平さのために立ち上がる者こそが本当のアメリカ人である(いい意味で)、という、この設定がいいんですよね。

法廷でのメアリー・スティーンバージェン演じるベリンダ弁護士の態度(微笑みを絶やさず、うまく大衆を有利な方向に誘導する)が嫌すぎてムカムカしてきた・・・。