映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

黒沢清 監督「散歩する侵略者」1750本目

視点が面白かった。
ツカミは派手に血まみれで始まるんだけど、侵略者たちはとぼけた空気よまない奴ら。
かと思うとアッサリと殺りくするし、情緒ってものがまるで通用しない。
だけど「愛」が・・・「愛が地球を救う」・・・・。

面白いんだよ、面白いけど、観客のぼんやりとした期待(予定調和)をひとつずつ外して、外して、くすぐって、おおって思わせておいて、最後だけ期待に応える、という構成を考えたらこうなるんじゃないだろうか。監督のアクの強い主張とかクセとかが見えてこなくて、「こういうのが欲しかったんじゃないですか?」という声が聞こえるような気がしてしまうのでした。

散歩する侵略者

散歩する侵略者