映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

カルロス・キュアロン 監督「ルドandクルシ」2033本目

この監督は、アルフォンソ・キュアロンの身内なのかな?彼の監督した「天国の口」の脚本を書いたりしてますが。

ガエル君とディエゴ君という二大メキシカン俳優がまた出てますよ。巨大なバナナの木々の下を、収穫した巨大な房を背負って小走りに行く小柄な「クルシ」、まるでコロボックルみたい。 後半のメキシコシティやスタジアム、都会暮らしの映像も良いけど、メキシコの片田舎のバナナ農園なんて、一生行けない場所の生活をかいま見られるのが映画の楽しみでもあります。

さて内容は、成り上がりストーリーなのですが、成り下がりストーリーでもあります(笑)。この才能あふれるダメ兄弟を見ていると、人生に目標ってものがないと人間って簡単に流されてくんだなーと思います。なんというか、それはそれでアリなんじゃないか。コツコツ働いて手堅く貯蓄する平凡な働きアリの私から見ると、どこか眩しいのです。

最高に浮かれてる時期のクルシがリリースするデビュー曲、スペイン語だし妙なカントリーアレンジなのでしばらく気づかなかったけど、チープ・トリックの「甘い罠」じゃないですか。なぜこの曲??