映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

サム・ライミ監督「死霊のはらわた」2032本目

1983年の作品。2000本以上映画を見たのに、サム・ライミ監督の作品は多分これが初めて。避けて通って来たっけ私・・・。

低予算感たっぷりで作りがちゃちい感じが、今なら「カメラを止めるな!」の仲間、と言われそう。80年代スプラッターの“はしり”と言われているとかで、ぐちゃっとしてドバッとしてギャー!って感じがある意味予想どおり、期待どおり。死霊の能力が人間くらいで、隙間から出てくることもできないし、戦っても互角。とりつくのは弱そうな女性だけで、終わってからもう一度見返してみると、冒頭の明るくて普通な彼女たちの名演技を思い返して笑ってしまいます。

純粋な低予算お化け屋敷だ。驚かせて、気持ち悪がらせようと、真面目に一所懸命取り組んでる。デイヴィッド・リンチみたいに本質的に変わってる人とは違って、サム・ライミはとても明るくて裏表がない。 学生たちが休みに集まって、みんなでキャーキャー騒ぐのにぴったりなんだな。怖い、ショック、気持ち悪い、と思うけど、ぞっとするとか恐怖に陥るということはない映画です。「怖いわ、やめておきましょうよ」と言い出す女性がいないというのも、この(のちにゾンビ化する)女性たちの勇敢な特徴です。

もし高校生でアメリカに留学とかしてたら、寮で夜にこういうの見せられたりしたのかな・・・。留学しなくてよかった・・・(笑)