映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

沖田修一監督「モリのいる場所」2015本目

沖田監督好きだし、熊谷守一の絵も好きなんだけど、この映画はテンポがやたら遅く感じられる。私がいつも忙しくしてるからかもしれないけど、守一が歩いたりアリを観察したりするテンポより、音楽やセリフのテンポが早すぎるんだと思う。音楽のリズムで見ていると冗長に感じる。音声レベルがすごーく低くて聞き取れないから音を大きくして見てると、音楽ばかり耳に入る。守一の耳に聞こえてたのは、虫の羽音とか落ち葉を踏む音とかだったはずなのに。

そうか、この映画は、私みたいに、彼になって一緒に虫を見つめたい人じゃなくて、彼の普通を「ちょっと可笑しい」と楽しみたい人たちのための映画なんだ。(気づくの遅い)私は日曜美術館みたいな世界を見たかったので、ターゲット違いでした・・・。

文化勲章を断ったのって実話なんだな。ドリフのくだりは、「仲本工事は本物だ」には同意するけど、ならもうちょっとフィニッシュを腕も足もぴーんと揃えて欲しかったな。(ここけっこう不満)

モリのいる場所 [DVD]

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