映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャン・ピエール・ジュネ 監督「デリカテッセン」2012本目

アメリ」の監督がその10年前、1991年に撮った作品。当時もこの映画わりと話題になってましたよね。ロックとかアートに興味がある人はみんな見てる、みたいな。(まんまと見逃してましたが)

今あらためて見てみて、グロいテーマだけど「コックと泥棒、その妻と愛人」(1989年イギリス映画なので時代も地域もわりと近い)よりおもちゃっぽくて可愛らしいあたり、やっぱり「アメリ」の世界だな。ガチャガチャとした動きが多くて、その後のミシェル・ゴンドレーとかに繋がっていく女子好みの世界なんだけど、その分、映画の醍醐味がうすい気がする・・・。

世紀末って、こういう人肉食とかが出てくる作品がいくつもありましたね。その時代に見ると盛り上がる作品だったんじゃないかなーと思います。

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