映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

熊井啓 監督「海と毒薬」2003本目

予想と違う、おどろおどろしい始まり方。作ってる人が全然冷静じゃない感じ。こんなに重いテーマなのに、雰囲気重視の怪奇映画みたいだ。ゴケミドロだ。奥田瑛二も大学生?というくらい若いとはいえ1986年なのに(渡辺謙も若い) 、白黒なのでまるで第二次大戦の頃の映画のようです。GHQと思われる岡田真澄のキャラクター設定は、インテリヤクザみたいで違和感あるけど・・・。成田三樹夫は若い頃から悪役ばっかりだけど、中年になったらますます腹黒い演技が板についています。

描き方はそれほど、おどろおどろしくはなくて、意外と淡々としていました。それにしても、原作と映画の雰囲気が違う気がするなぁ。。。

ドイツ人女性が賛美歌を歌いながら病院の外を通る。この同じ時間にドイツとその周辺の国で起こっていたことを私たちはみんな知ってる。戦争は戦場の外でも人をおかしくする。どの国の人も同じだ。。

海と毒薬

海と毒薬