映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

「エヴァの匂い」1991本目

先日イザベル・ユペールギャスパー・ウリエル版を見たら、これも見なきゃと思いました。

1963年に作られたこちらはジャンヌ・モロー31歳。高級娼婦イザベル・ユペール65歳はセクシーというより知的な魔女みたいだったけど、モローも意外と色っぽいって感じじゃなくて、野生的かつ退廃的。そしてこちらの作家は、美青年ギャスパーとは違って、年より上に見えるスタンリー・ベイカー35歳。年齢設定は「普通」です。そして堅物のイギリス人という設定。

舞台がベネチアだけどフランス映画。でも口パクです。本当は何語で撮られたんだろう?主役に合わせて英語?

映像はみょうに凝ったところもあるけど、「うわぁ綺麗!」というより「みょうに凝ってるな」と感じるところが多かったです。あまりセンスが合わないのかな。

男女の設定はこっちのほうが普通だけど、主役の個性が薄くて、誰にも共感できなかった・・・。主役の婚約者のフランチェスカがきれいで、なんでこんな男に入れ込む?と思ったくらいで・・・。そう考えるとイザベル&ギャスパー・コンビのほうが、あれほどの美青年とこれほどの魔女の間になら、何か凡人にはわからない化学反応が起こるのかもしれない・・・(共感はできないけど・・・)と、今更のように肯定できてしまうのが不思議です。

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