映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ミッチェル・ライゼン 監督「ミッドナイト」1988本目

これはまた古い映画だ、1939年。クローデット・コルベールって見たことあるな、このぱっつん前髪・・・と思ったら1934年のフランク・キャプラ監督「或る夜の出来事」だ。 あっちでは大富豪のわがままな令嬢役、今度は文無しの役か。軽妙で愛嬌があって、頭の回転が速そうな女優さんです。(なんとなく、高峰秀子みたい)

舞台はパリという設定だけど英語を喋ってるのでニューヨークにしか見えないなぁ・・・。(クローデット・コルベールはパリ生まれで英・仏堪能らしい)

タクシー運転手のドン・アメチって初めて見たかも。名前から勝手にメキシコ人かと思ったらイタリア系アメリカ人でした。クローデット演じる文無しのイヴ・ピーボディにお金やホテルを与える中年紳士ジョージを演じるのは、ドリュー・バリモアの祖父のジョン・バリモア。タクシー運転手は何が何でも彼女を見つけ出そうと、仲間の運転手たちを扇動したり、ハンガリーの貴族に化けたり。

実にいいテンポで、愉快にオシャレに映画は進んでいきます。昔の映画のこういうテンポって好きだな〜。運転手と彼女の「でっち上げ力」ハンパないです。いつの時代のどんな場面でも、こういう瞬発力って強い。結末は妙にあっけないけど、声をあげて笑ってしまう場面も多く、こういう映画ってほんとに、もっと見る人がたくさんいればいいなーと思います。TSUTAYAでちゃんとレンタルできるし!

ところで、アフリカっぽい打楽器に乗せて、ムカデみたいに繋がって踊るのは何?調べてみたらルンバのあとで流行った「コンガダンス」っていうんですって。コンガを叩きながら奏でる音楽に乗せて踊るのが、この時代の流行だったんでしょうね。

ミッドナイト [DVD]

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