面白いし、怖い映画ですね。
NASAが当初は協力すると言っておきながら、途中から拒絶したとか、イギリスで最初に上映されたとか、因縁たっぷりの映画です。これを見て誰もがアポロ11号がフェイクだったという、まことしやかな噂を思い出すわけですよね。(しかも監督がキューブリックだった、とか。)映画「アルゴ」が実話だと知っている2018年の私たちは、(あの国ならやりかねん・・・というか、できてしまう・・・)と妙に実感してしまうのです。
アポロ11号はまだ戻ってきたから良かったけれど、もし戻って来られなかったら・・・?
この設定を思いついた時点で、製作者にはもうこの映画が最後まで見えていたでしょうね。「正義が勝ち、国家が裁かれる」みたいな強烈な終わり方をしないのがスマートで良かった。面白かったです。