映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

森一生 監督「ある殺し屋の鍵」1958本目

1967年の作品。

 同年に「ある殺し屋」という映画が公開されてて、これはその続編らしい。見る順番間違えたー。

気を取り直して。市川雷蔵の現代劇って「炎上」くらいちょい昔が舞台のものしか見たことないのでドキドキします。オープニングがまるで「ウルトラセブン」の冒頭みたい、水の上に文字を書いて崩したのを逆回転したような感じで、どぎつくて時代の空気が伝わってきますね。(ただしセブンの映画は東映

森一生 監督作品は「大菩薩峠」で入り込めなかった記憶くらいしかないけど、雷蔵を含めて着物姿の出演者がみな大変自然で美しいですね。

殺し屋・雷蔵は、立ち居振る舞いが歌舞伎役者の動作だと思うんだけど、それが殺し屋になると強くて謎めいていて、日本の現代映画では見かけない、ちょっと不気味なキャラクターです。中国語圏や韓国ならありそうな・・・?老若男女、善悪なんでも演じてきてるので、いちいち何をやっても説得力があります。すごい演技力。

しかし、悪役たちが簡単に罠にかかったり、あっという間に事切れたり、平成30年の私たちには、いささか物足りない・・・。

佐藤友美が美しくチャーミングな「峰不二子」です。この人びっくりするくらい歳をとらないな・・・。

大菩薩峠

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