映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ブライアン・シンガー 監督「ユージュアル・サスペクツ」1945本目

複雑!

私はこういう難しい筋の映画は、一度映画館で見ただけでは把握できないので、DVDで繰り返し見ないとダメだ。今回はAmazon Primeの高画質でなんども見られて良かった。

ベイビー・ドライバー」でマフィアの黒幕を演じた、あの貫禄のケヴィン・スペイシーがこの映画では女々しい、ちょっとゲイっぽい青年の役。だけど本当に女々しい奴がこんな犯罪に手を染めるかっつーの。

<以下ネタバレ>

 だってケビン・スペイシーだし。というわけで謎の黒幕カイザー・ソゼの正体は途中からわかってしまうわけですが、そこに到る複雑な筋を追うためにもう一度最初から見るしかない。

ちゃんとした映画には、一生懸命に見れば見つけられるヒントがたっぷりある。この映画でも、そういう怪しさがちゃんと散りばめてありました。泥棒をするだけなのに不必要に殺人が多いのは、犯人の冷酷さや、殺人をしなければならない理由があることを示唆してる。いつもタバコを吸ってる奴。特徴のある形のライター。愛する妻子は埋葬済み。・・・等々。

でも、ハンガリー人にしては英語がネイティブすぎるよね。あれだけ関係者に顔を見られてしまったら、証言者を消すも何もないでしょうし・・・。それにしてもエキゾチックな弁護士の名前がコバヤシって不思議じゃない?

いいんです、そういうのは。映画はオープニングからエンディングまでの一かたまりの時間を楽しませることができれば、ツッコミどころはあってもなくてもいいんです。(繰り返し見ないとわからないとか言ってるそばから、矛盾してるか・・・)