映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジャック・ヘイリー・ジュニア 監督「ザッツ・エンタテインメント」1939本目

イントロダクションを見た後、本編の「オーバーチュア」だけで4分近い!その間ずっと赤い舞台幕を見ながら心踊る音楽が流れて、あー映画って素敵な夢見たいな娯楽だなぁ、と昔の若者になったように胸がワクワクしてきます。ワクワクしたいときのために、これDVDで手元に置いといてもいいかも・・・。

雨に唄えば」って1952年のジーン・ケリーの映画のオリジナルだと思ってたら、1929年にすでにミュージカル映画があったんですね。

エリザベス・テイラーの透き通る瞳。。。フレッド・アステアの見事すぎるダンス。。。全米チャンピオンから映画界入りしたエスター・ウィリアムスの水中ショー。。。(水底でじっと待ってるだけのスイマーたちが気の毒でしょうがない!)

 昔のこういう夢の世界の映画って、ほんと素敵ですね。今はもう、こんな夢を映画で見る人はいないだろうな・・・映画はCGがあれば人間が演じなくてもいいし、宇宙でも精密機械でも膨大な数な役者でも、存在しない生き物だって作れてしまう。むしろライブ・エンタテイメントの方が人気が上がってきてるのは、夢を見る感じがまだ生にはあるからかな・・・。

ザッツ・エンタテインメント [DVD]

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