映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

デブラ・グラニック 監督「ウィンターズ・ボーン」1938本目

ジェニファー・ローレンス20歳、すでにこの腹の座りよう。生まれ変われたら、こういう頑丈で人を守れる女性になりたい・・・。

この映画については「ヒルビリー」と言われるアメリカ山間部の貧しい人々の暮らしや、一族意識のことなどが饒舌に語られていますが、多分アメリカ以外の国、日本のどこかにも、同じとは言えないまでも近いものがあるのかもしれません。 そんな一族の中の長女が、心神喪失状態の母や弟・妹たちを守るために世間と戦う一つのエピソードを描いた映画です。この映画で経過する時間はせいぜい1ヶ月。彼女たちの過去と未来には、厳しい生活が延々と続くのでしょう。

 それほど強い絆で結ばれた一族がいれば、貧しくても助け合って生きていけるんだろうか。。。「Invisible people」を描いた映画は最近わりとよく見るけど、この映画は「ここのみにて光り輝く」の次くらいに出口がないな・・・。

それでも強く生き延びていくジェニファー・ローレンスも他の役者さんたちも素晴らしくて、印象に残る一作でした。

ウィンターズ・ボーン(字幕版)