映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アルベール・ラモリス 監督「白い馬」1923本目

「赤い風船」より4年前の作品。色がテーマだけど、こっちは白黒。白黒映画で「赤」は表現できないけど、白ならありなんだよなぁ。

優しげな、サラブレッドではない馬たちが主役だけど、なんだか西部劇のような感じもします。「赤い風船」のような牧歌的な感じではない。ていうか、どうやって野生の馬たちに演技指導したんだろう??監督、天才?

 ここで、「赤い風船」のパスカルくんの名前は本名で、監督の息子だということに気づく。この映画では、亀をいじるちっちゃい坊やですね。馬を引く大きいお兄ちゃんは息子ではない子役のようです。

彼が白い馬を引いて歩く姿は、ほんとに美しいですね。

白い馬と白い馬が血を流して戦う場面や、火を放たれる場面は、痛々しい。

 馬とこの子はどこへ行ったのかなぁ。泳げるといっても馬だしなぁ。

と、この映画の方はちょっと切ない気がするけど、これも多分絵本だったら間違いなく(一人と一匹は、素敵な国へ行ってずっと仲良く暮らしたのね)と素直に思えただろうな。心の綺麗な人にしか美しい結末は見えないのかも・・・。