熱い、熱いよ!
インド人って物静かで思索深く、知的で勤勉に職場では見えるけど、集まるとすぐ踊りだすような実態が掴めないところがあるのですが、こういう映画を見ると、奴ら暑苦しさを隠してるだけだな!と思う(いい意味で)(いや本当にインド料理もインド人も大好きです)。
この映画、アメリカでも大ヒットしたそうですね。こんなにスパイシーな、オブラートなしのインド映画なのに!やっぱり日本映画も、お醤油の香りただよう小津映画の方が、バタくさい(死語?)現代劇よりインターナショナルに受けるのかもしれません。
しかしスパイスまみれではあるけど、過剰なほどの映像効果、使いすぎのCG、愛よ、英雄よ、伝説よ!
もう王の子は空だって飛ぶし彼には重力など関係ありません。この過剰感、中国の映画にも通じるところがあります(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー的な)。
週刊少年マンガ誌の巻頭カラーのようでもあります。アメコミ的でもあるということかな。
こんな、ある意味とんでもない映画がインターナショナルに楽しまれてるのって、なんか愉快。
わかりやすいストーリーだけど、インド人の俳優さんたちが一目では区別がつかなくて・・・
意外とそこで戸惑っているうちに、あれよあれよと「続く」で終わってしまう二時間強でした。
このままでは終われない・・・「王の凱旋」も見なければ・・・!