映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督「メッセージ」1704本目

面白いなぁ。
惑星ソラリス」が「100分de名著」で取り上げられて、改めてあんな昔にすごい本が書かれたものだと驚嘆したんだけど、ここ数年の新しいSF映画、「インターステラー」とかこの「メッセージ」とかも、今の人間の知識を超えた、もっと大きな世界というか宇宙の法則を描こうとしたものがあって、とてもエキサイティングだと思います。あ、「2001年宇宙の旅」のモノリスもこの「ばかうけ」宇宙船のようなものだったな。

量子力学とか宇宙物理学とか、難しいものに、よくわからないまま騙されたりしません。でも、今の科学の常識がひっくり返ることが将来起こるかもしれない、という謙虚さは常に持ち続けたいと思う。
「虫の知らせ」だと思っていたものは、時間の流れを思い通りに変えられるという思い切りの良さでしかないのかもしれない。(子供のように素直に信じてやってみる心、という意味で)

そうか、原題はメッセージじゃなくて「Arrival」なのね。最後の最後にタイトルが出るのって「Gravity」(邦題はゼロ・グラビティ。死にそうな思いをして帰ってきて地球の重力を懐かしく感じる場面)みたいで、いいね。