映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督「パーティで女の子に話しかけるには」1680本目

いやー変な映画だった。
新しいBoy meets girl映画、と言われれば確かにそうだ。
少年少女時代に恋をする異性って、まるで異星人のように新鮮。全然予想も理解もできないけど、目をそらせることができないくらい、輝いてて美しい。という意味で、この映画自体が比喩なのか?

「ヘドウィグ」も考えてみれば相当変な映画だし、監督はどうしても”アングリーインチ”を作品に仕込みたい人なんだな。だから彼の作品は多分、ぜんぶカルト映画と呼ばれることになるのでしょう。「Rotten Tomato」でいかに新鮮さを評価してもらうかを極めようと・・したわけじゃないんだろうけど。

ダムドの「ニュー・ローズ」で始まった瞬間、きたぜトレインスポッティング的UKパンク映画!と思った人(例えば私)は、おかしなビニールの服を着た異星人が次から次へを出てくるあたりからズンズン煙に巻かれていくのですが、それでもエンのパパが作ってくれたツリーハウスはいけてるし、二コール・キッドマン演じる
それにしてもエル・ファニング可愛い。泣きそうになって唇をプルプル言わせるあの表情。”ミルクみたいな”ほっぺた。突然パティ・スミスも青ざめるようなパンクに変貌するステージ。

彼女と恋に落ちるパンク、エンくん役はアレックス・シャープ。映画は初出演なのかな。どこかで見たような、イギリスのモッズバンドにいそうな風貌も、よく通る高い声も、これからが楽しみです。
友達の金髪パンクくんも可愛かったな。キャストのリストにすら入ってないけど!(入れてあげたら?)
もう一人の小太りくんも可愛い。

しかしやはり特筆すべきは、ノリノリで熟女パンクを演じるにコール・キッドマン。元夫トム・クルーズが同様に嬉々として演じたロック・オブ・エイジズの「ステイシー・ジャックス」を思い出しました。私こういうのどっちも好きです。

ところで、UKのThe Only Onesってバンドの「Another Girl, Another Planet」ってどえらいカッコいい曲が70年代にヒットしたんだけど、この映画のイメージと重なってどうしても頭に浮かんでしまいます。その曲自体は、「A Girl from Another Planet」の曲ではないんだけどね。

今日のフレーズ3発:
Do more punk to me.
We engaged in incomplete sexual activity.
Eat me alive mommy, mommy, Eat me alive Daddy Daddy!