映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・ランディス 監督「ブルース・ブラザース2000 」1667本目

映画としては、前作のコピーみたいで実につまらないんだけど・・・
セットも演技も硬くてこなれてなくて、しっくりこないうちにクライマックスの「クイーン・ムセット」(もちろんエリカ・バドゥ)のバンドバトルに突入。この映画はもう、この場面だけあればいいです。他は本当に、前座としてもない方がいいくらいだけど、このバンドバトルだけは歴史に残る素晴らしい演奏です。
音楽ってこうやって楽しむもんだよね!
ジョン・グッドマンもなかなかの歌声だよ。

この映画を撮ってからもう20年近く経つわけだ。Dr.ジョンがまだ痩せてたり。ブルース・ブラザーズ・バンドもルイジアナ・ゲーター・ボーイズも、だいぶメンバーをもう失ってる。それでも見終わってあまり切なくならないのは、映画としてはギャグの小ネタみたいで、泣けるほど素晴らしい演奏シーンが比較的少ないからかな。。。

でも、パトカーがドカドカ瓦礫の山になっていく場面は、ちょっと面白かった。そこまで車つぶすか!って。