映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アルフレッド・ヒッチコック監督「ヒッチコックのファミリー・プロット」1656本目

1976年の作品。<ネタバレあり>
監督最後の作品にやっとたどり着けました。しかし・・・あんまり盛り上がりませんでした。。
いんちき霊能力者ブランチィを演じてるバーバラ・ハリスは、ヒッチコック映画によく出てくるおてんばで可愛い女性でとってもチャーミングだけど、このあとはどんな役を演じたんだろう。
その彼氏でタクシー運転手のラムレーはブルース・ダーン、ということはデイヴィッドリンチ映画常連のローラ・ダーンの父親じゃないですか。派手じゃないけど存在感のある性格俳優って感じですね。
女強盗は一瞬フェイ・ダナウェイかと思ったらカレン・ブラックという女優さんでした。
宝石商アダムソン、またの名をエディを演じたウィリアム・ディヴェイン、ものすごい悪人顔・・・。この人その後、今に至るまで、かなりの数の映画に出演してますね。アクは強いけど、どこか愛嬌もある。

車酔いして大変なカーアクションも可笑しかった。
全体的には70〜80年代のアメリカのテレビ映画っぽかったです。うむ。