映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ギレルモ・デル・トロ 監督「パンズ・ラビリンス」1650本目

スペインとメキシコの合作映画なんて素敵です。想像がつかないから。
主役の女の子のちょっぴり濃い容貌も、不思議な造形の要請がスペイン語でしゃべってる感じも、ワクワクします。それにしても軍人の描写は戦争映画みたいに最初から残酷だけど。(この辺が、大人向けの映画だなー)

反乱軍とファシストとの争いは激しくなっていき、両軍の犠牲者は増えていく。少女オフィーリアはパンの指示を守りきれず・・・。

父上と母上と悪魔のような妖精とコウモリみたいな手下が舞い散る、美しい黒い天国。
戦争は誰も幸せにしないのが事実だから、「ゲルニカ」を経験したスペインのおとぎ話はこんなに暗いのかな。
悲しくて悲しくて美しいお話でした。