映画と人とわたし

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クリスチャン・マルカン 監督「キャンディ」1634本目

アメリカ映画ということになってるらしい。
リンゴ・スターが嬉々として出てるし、イギリスのテレビ映画にしか見えないのですが・・・。
ていうか1969年といえばまだビートルズ解散してないじゃないですか。いいんですかこんな映画出てて。しかもスケベな庭師役でw

これ、下北沢のマニアックな喫茶店に和訳の文庫本が置いてあって、パラパラ見てみたら気になってしまったので、DVDレンタルしてみました。小説のイメージに勝るとも劣らない、無垢な美少女キャンディ。エバ・オーリン 本当に可愛いです。設定やストーリーのむちゃくちゃさとかは「ア・ハード・デイズ・ナイト」やモンティパイソンみたい。昭和の週刊少年マンガとか、今敏のアニメ(千年女優か)にも通じる。
おばさん役のエルザ・マルティネリがまた美しいです。ベビーフェイスのキャンディといい対比の知的美人で、うっとりしてしまいます。
マーロン・ブランドが(こちらも嬉々として)怪しいインド人グル役で出てるけど、このキャスティングをした人は「八月十五夜の茶屋」で彼が日本人役をやったのを知ってたとしか思えない。役を選ばない感じが素敵です。「野菜と交信できるのだ」(行者)「オーザッツワンダホー」(キャンディ・棒読み)

最後はウッドストックみたいなヒッピーたちの集まりに紛れ込むキャンディ。今までの登場人物がみんなそこにいて、みんなハッピ〜、とおめでたくエンディングへ。
すげー映画をみてしまった・・・。

エロいというよりぶっ飛んでて、カラッと明るく笑える娯楽作品。カルト映画の中では、コケティシュな不思議ちゃんが中心にいるので、ある意味わかりやすく見やすい映画だと思います。