映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

フランシス・ヴェベール 監督「メルシィ!人生」1602本目

「奇人達の晩餐会」も面白かったけど、同じ監督のこの映画も最高でした。
え?主役の名前がまたFrancois Pignon?この間みた「奇人達の晩餐会」の模型作りも、そんな名前だったぞ。
全然キャラクター違うんだけど、彼もこの人も経理畑の”面白みのないおバカさん”キャラだ。
フランス語圏でもしかして、この名前はこういうキャラの代名詞なのかな。面白い。・・・と思ったら、「奇人達」であの「嫌味な出版社社長」を演じたティエリー・レルミットが「フランシス・ピニョンを語る」特典映像が付いてた。なんてお得な!

フランシス・ピニョンとは、ありふれた特徴のない男で、親切だけどお節介でやることなすこと失敗ばかり。
ジェラール・ドパルデューもは主役級と認識してるんだけど、脇役もじわじわ良いです。
フレンチ・コメディ、いいですね。人間って・・・。

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